乾式グルービング工法 Dry Grooving
道路でスリップ事故を未然に防ぐ為に路面に
細かな溝を切込む(グルービング)工法
道路あるいは滑走路の状況に合わせて、多様な溝のパターンが用意されています。路面に溝を切り込む事によって、排水が向上し、ハイドロプレーニング現象や路面の凍結を防ぎます。
また、制動距離が短くなり、カーブでは操縦が安定化し、雨天では横滑りを防止します。溝のパターンは溝の幅、深さ、間隔等を自在に組み合わせて作ります。そのグル-ビング工法を乾式、つまり水を使わずに行う工法です。
用途
- 道路のスリップ止め。
- 滑走路で飛行機の制動距離を短くさせる。
- 寒冷地などの道路の凍結を防ぐ。
- 自動車専用道路でトンネルから出る時、急に視界が開けるために起こるスリップ事故を防ぐ。
- 道路のカーブでの操縦安定化。
- 雨天時の横滑り防止。
特長
- ドライ工法なので廃液による環境汚染や粉塵汚染がありません。
- 施行現場の状況に合わせた多種多様な溝パターンがあります。

作業中、切断作業が行われると同時に出る粉塵を強力なバキュームで吸収する乾式グルービング装置。

乾式グルービングで付けられた溝。

凍結を防ぐために行われた乾式グルービング作業。

多刃の組み合わせで各種のパターンができます。